『洗える保冷生地』の縫い方のコツと洗う時の注意点

こんにちは!今回は、これからの暑い季節にぴったりな「洗える保冷生地」のご紹介と、ミシンでの縫い方のコツ、洗濯時の注意点などを詳しくご紹介します🤗

「保冷生地って扱いが難しそう…」
「家庭用ミシンでも縫えるの?」

そんな不安をお持ちの方にも分かりやすくお伝えしますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。簡単な作例も載せていますので、作品づくりの参考にもどうぞ!

目次

そもそも『洗える保冷生地』ってどんな生地?

今回ご紹介するのは、いろんなショップで取り扱っている「洗える保冷生地」です。

暑い季節になると、お弁当や飲み物の持ち運びに「保冷バッグ」が手放せなくなりますよね。そんなときに大活躍するのが、この**“洗えて扱いやすい保冷生地”**なんです。

通常の保冷シートは洗えないものが多く、汚れたら拭き取るしかなかったり、ミシンで縫いにくかったりと、扱いが難しいと感じることも。でも、この生地は違います!

画像:MYmamaさんのサイトより

保冷効果があって、しかも洗える!

この生地は、アルミ蒸着フィルムと発泡ポリエチレンが一体化された構造で、保冷効果とクッション性がありながら、なんと手洗いや洗濯機での洗濯も可能

さらに、水や汚れにも強く、防水性もバッチリ。お弁当の汁漏れや、冷たい飲み物の結露にも安心です!

特徴をまとめると…
  • クッション性あり
     中身を衝撃から守ってくれるので、ペットボトルやガラス瓶を入れるアイテムにも向いています。
  • ハサミでカットできてほつれにくい
     生地の端がほつれにくいため、ロックミシン不要。端処理も最小限で済み、初心者さんにもやさしい仕様です。
  • 家庭用ミシンで縫える厚み
     特殊な工業用ミシンは必要なく、家庭用のミシンでOK!少しコツは必要ですが、しっかり縫うことができます。
  • 手洗い・洗濯OK(※乾燥機はNG)
     食べ物や飲み物を入れるものだから、清潔に保ちたいですよね。優しく洗えば繰り返し使えるのも大きな魅力です。

    どんなアイテムに向いているの?

    この保冷生地は、以下のような夏の必需品を作るのにぴったりです:

    • お弁当袋・ランチバッグ
    • ペットボトルホルダー
    • 保冷ポーチ(アイス・冷凍食品の持ち帰り用)
    • クールマットや保冷剤カバー
    • マスクケース(冷感タイプ)

    どれも毎日使うものばかり。使いやすくて、清潔に保てて、しかも見た目も可愛い!そんな作品作りが、この生地で叶いますよ☺

    初心者さんにもおすすめの理由

    「保冷生地って、プロ用でしょ?」
    そう思われがちですが、この生地はハサミで切れてミシンで縫える、とても扱いやすい素材です。

    裏地に使うことで見た目はお気に入りの布を活かせるし、端の処理も最低限で済むから、ミシンに慣れていない方でも扱いやすいのが魅力です。

    ◎ 100円ショップの保冷シートとの違いは?

    「保冷生地って100円ショップにも売ってるし、それでいいんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれません。
    確かに、100均にはアルミタイプの保冷シートが手軽に手に入りますが、ハンドメイド作品として使うには注意点が多いんです。

    ▼ 100円保冷シートの主なデメリット

    • 生地が非常に薄く、クッション性がない
       耐久性が低く、長く使っていると破れたり、断熱性が落ちることも。
    • ミシンで縫いにくい
       多くの場合、針が滑ったり、アルミが破れたりして、縫い目がきれいに入らないことがあります。
    • 洗濯・手洗いできない
       基本的に使い捨てを前提に作られているため、水に濡れると接着部分がはがれたり、内部に水が染み込むことも。

    その点、「洗える保冷生地」は、厚み・丈夫さ・防水性・洗えることのすべてを兼ね備えた、ハンドメイドにぴったりの素材です。

    「せっかく作ったのに、すぐに壊れてしまった…」
    「洗えないから使うたびに気になる…」
    そんなストレスを感じずに済むのが、この生地の魅力なんです🙌

    100均のシートでも一時的には使えますが、作品として長く使いたい・洗って清潔を保ちたい・仕上がりの質にもこだわりたいという方には、間違いなく「洗える保冷生地」がおすすめです。

    手間をかけて作ったからこそ、丈夫で実用的な素材を選ぶことで、満足度もグンとアップしますよ💕

    縫う時のコツ|初心者でも失敗しないために

    洗える保冷生地は扱いやすい素材ではありますが、一般的な布とは少し異なる点もあります。
    家庭用ミシンでも問題なく縫えますが、以下のポイントを意識することで、より綺麗に、失敗なく仕上げることができます。

    ① ミシン針は「厚地用」がおすすめ

    保冷生地は、アルミ蒸着フィルムとクッション材が一体になっているため、通常のコットン生地よりやや厚みがあります。家庭用ミシンで縫えますが、針が細いと折れたり、縫い目が飛んでしまったりすることがあります

    おすすめは、「14番以上」の厚地用ミシン針です。針がしっかりしていて、生地の厚みにも負けません。ニット用やレザー用の針も使える場合がありますが、まずは厚地用を試してみるのが安全です。

    ②クリップで仮止めを

    保冷生地は普通の布よりも硬さがあり、待ち針が刺しづらいことがあります。また、針穴が残りやすいので、何度も刺し直してしまうと見た目が悪くなってしまうことも。

    そのため、「手芸用クリップ」などを使って仮止めするのが安心です。最近では100円ショップや手芸店でも手軽に購入できますし、生地を傷めずに固定できるのが大きなメリット。

    ポイント: 特に厚みのある部分(持ち手の付け根や重なる部分)は、しっかりとクリップで固定してから縫いましょう。

    ③ ステッチはゆっくり丁寧に

    保冷生地はミシンで縫う際、押さえとの摩擦や厚みによって針の動きが不安定になることがあります。
    早く縫おうとすると、生地がうまく送られず「縫い目が詰まる」「針が折れる」「目飛びが発生する」といったトラブルが起こることも。

    対策としては、ミシンのスピードをゆっくりにして、丁寧に縫い進めること。必要があれば手回しで針を進める場面もあるくらい、スピードより安定を優先するのがコツです。

    洗う時の注意点

    「洗える保冷生地」とはいえ、長持ちさせるためには洗い方にも工夫が必要です。

    ① 洗濯機より“手洗い”がベター

    生地が傷つきにくいように、優しく手洗いがおすすめ。
    どうしても洗濯機を使う場合は、洗濯ネットに入れて弱水流で。

    ② 漂白剤・柔軟剤はNG

    素材を傷める原因になりますので、使わないようにしましょう。

    ・漂白剤 → アルミが剥がれたり、変色・劣化の原因に
    ・柔軟剤 → 撥水性・防水性の低下、ベタつきの原因になることも

    ③ 乾燥機は使わず“陰干し”

    熱に弱い素材なので、乾燥機は避けてください。
    直射日光も劣化を早める可能性があるため、風通しの良い場所で陰干ししましょう。

    【 作例紹介】夏にぴったり!保冷生地の活用アイデア

    保冷生地は、暑い季節に特に重宝するアイテムがたくさん作れます。
    初心者さんにも挑戦しやすいものをいくつかご紹介します。

    ① 保冷お弁当バッグ(ランチトート)

    定番アイテム!内側に保冷生地、外側は好きな柄のコットン生地で作れば、自分だけのオリジナルバッグに。ファスナーを付ければ保冷効果もUP!

    ② ペットボトルホルダー

    500mlのペットボトルがすっぽり入るケース。巾着型にしたり、持ち手をつけたりとアレンジしやすいのも◎
    こちらの動画では手芸店で購入した保冷シートを使用して作っていますが、洗える保冷シートでも同様に作っていただけます。

    ③ 保冷ポーチ

    小さめサイズの保冷ポーチの作り方です。 パック飲料やゼリー、チョコレートなど 保冷して持ち運びたい時に♪
    バッグに入れて持ち運びやすいサイズ感です☺

    まとめ|保冷生地で夏のハンドメイドを楽しもう!

    洗える保冷生地は、夏のハンドメイドにぴったりの素材!
    扱い方さえ分かれば、初心者さんでも気軽に作品づくりに挑戦できます☺

    ちょっとした工夫で、見た目も使い勝手もアップするので、ぜひあなたのアイデアを活かして、オリジナルのアイテムを作ってみてくださいね💞

    何を作ろうか迷っている方は、まずは「お弁当バッグ」や「ペットボトルホルダー」から始めてみると良いと思います🤗
    涼しさと便利さを両立できる、素敵な作品が完成しますように!

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